最近、夜の空気が抜刀したというか、本気になり出した感がある。
寒い。
てか冷たい。
そいつに立ち向かうように肩をすぼめて、仕事帰りに真夜中のスーパー(24時間営業)なんか行くと、そこの白けた空気、何となくのわびしい空気も相まって、12月っていうよりか師走って感じがする。
こう身も心も寒くちゃいけねぇ、なんか温まるものないかねぇ
総菜コーナーの端に鎮座している¥298の蕎麦なんか見ると、
おや、蕎麦かぁ、いいねぇ
なんて、つい買い物かごを傾けて、そばにおいでよと手繰り寄せてしまう。
冷たい師走の空気を突っ切れば、人は蕎麦に恋をするのだ。
ああ!
昼から蕎麦屋で飲みたい!